
6月17日、静岡市城北に「城北共立クリニック」を開設させていただきました。
当法人が開設する2施設目の透析クリニックであり、また偕行会グループでは8施設目の透析クリニックとなります。
当法人が静岡市曲金に「静岡共立クリニック」を開設したのは1987年ですから、15年前ということになります。
この15年の間に透析をお受けになる患者さんの数は増加し、それにこたえるべく、透析ベッドの増床やシャント手術室の造設、CTスキャンの設置など、施設の充実を図って参りました。
しかしながら、患者さんは増え続けておりますし、また、通院の利便性を考えると、曲金のクリニックを増床するのではなく、静岡市の北部に新たにクリニックを開設した方が、地域の透析患者さんに貢献できると判断し、今回の「城北共立クリニック」の開設となりました。
「城北共立クリニック」は曲金の「静岡共立クリニック」と比較すると施設の規模は小さく、透析ベッドは36床です。施設は小さいですが、ホールやベッドまわりなどをゆったりと余裕を持った配置としています。
今回新しい試みとして、「電子カルテ」と「透析支援システム」の統合に取り組んでいます。「電子カルテ」は医者の書くカルテをコンピュータにしたもので、わが国でも普及しつつありますが、「透析支援システム」は透析条件を設定したり、患者さんの検査予定を組んだり、看護師が看護記録を作ったりというさまざまな業務をコンピュータで行うシステムです。この「電子カルテ」と「透析支援システム」の統合は新しい試みで、一人一人の患者さんに、より安全でよりよい透析管理を提供するために、大きな助けになってくれるものと考えております。
診療とは直接の関係はないのですが、城北共立クリニックでは、ガス・コージェネレーションシステムを採用しました。院内で使用するエネルギーをガスから作るシステムですが、省エネルギーを指向した仕組みで、環境に優しいクリニックもめざしていきます。環境に優しいといえば、前述のコンピュータを有効に利用して、紙を無駄にしないということも、環境に対して優しいやり方になると思います。
設備の充実はともかくとして、透析医療は人が行うものであることは論を待ちません。当法人ではこれまで以上に職員の学習、教育、技術の向上に取り組んでいきます。新しい機械に頼るのではなく、人の優しさを大切にする医療サービスを提供することが、私たちの目的です。
どうか、新しく生まれた「城北共立クリニック」にご期待下さい。
医療法人社団偕行会静岡 理事長 堀川和裕