透析Q&A
● 分類
●全ての質問と回答(273)
●透析の基礎知識の入手(5)
●透析治療について(100)
●日常生活・食生活(49)
●合併症(65)
●高齢者・介護(5)
●保険・医療費・公的支援制度(8)
●保存期腎不全(3)
●妊娠・出産(4)
●病院の選び方・つきあい方(14)
●ご家族/ご友人のサポート・お見舞い(10)
●その他(32) |
 |
| Q132. |
肺に水が溜まっていて、深い呼吸ができず、眠れません。透析治療をすると多少改善されるようです。食事の量も激減しています。改善方法はあるのでしょうか。 |
●症状について
ご相談の症状は、肺に水がたまった症状としては典型的です。
腎臓が悪くなって、オシッコの量が減ってしまい、飲んだ分の水分が
すべてオシッコにならないと、少しずつお体に水分がたまってきます。
このたまってきた水分は、むくみになったり、肺にたまったりします。
むくみで苦しくなることはないのですが、肺にたまると、
息苦しさが出るようになり、この症状は横になると悪化するために、
座って寝るようになります(「起坐呼吸」と呼ばれています)。
透析治療をお受けになると多少、楽なるとのことですが、これは透析治療で
よけいな水分を除去(除水といいます)しているからです。
●透析治療をすれば良くなるのか
基本的には、透析治療をお続けになって、除水を進めていけば、
この症状は取れてくれるはずです。
けれども、透析治療で除水をしてもなかなか症状が取れきれないことも
あります。
この場合、原因の多くは心臓にあります。
心臓の働きが悪くなっているときには、除水を進めても
呼吸困難がとれないことがあります。
また、同じく心臓の働きが悪いときに多いのですが、
透析治療での除水が難しくて、十分に除水ができなくなることもあります。
たとえば、呼吸を楽にするためには、1回の透析治療で2kgの除水が
必要だったとします。
機械で設定をすれば、その通り2kgの除水はできるのですが、
透析治療を行っている間に血圧が下がってしまい、
透析治療を中断せざるを得ないことがあります。
そうすると、2kgの設定だったのに、透析治療が終わってみると
1.5kgしか除水ができなかった、というケースもあるのです。
先ほど述べましたように、このように除水が不十分になってしまう
原因の多くは、心臓の機能低下にあります。
また、自己管理が不十分で、水分制限ができていないときにも
このような事態が生じます。
ただし、「食欲がなくなっている」とのことですので、
水分を摂りすぎている、ということは考えにくいと思います。
●確認したいこと
このような場合は、まずは主治医の先生に、計画通り除水が
進んでいるかどうか、心臓の働きには異常がないのかどうかを
お聞きになってみてはいかがかと思います。
心機能に問題がなければ(加えて、肺の病気がないことも
もちろん大切ですが)、除水することによって、
症状は次第に楽になってくれると思います。
[回答日 2005/11/15]
|
|
▲ページトップへ