透析Q&A
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| Q212. |
最近シャント造影をした際、医師から、動脈にカルシウムが
付着して動脈硬化が進行していると言われました。
前から言われていましたが、進行がかなり進んでいるとの
説明だったので、心配になってきました。
原因は何なのでしょうか。
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●動脈の石灰化について
シャント造影をしたときに動脈の石灰化(カルシウムの沈着)が
認められることは、決して珍しいことではありません。
問題は「以前に比べて進行している」ということです。
透析をお受けになっている方の、異所性石灰化、
つまり、本来カルシウムが沈着しないところに沈着してしまう現象は、
血管、とりわけ動脈にもっともよく見られます。
動脈は全身にありますが、異所性石灰化がみられやすいのは
太い血管で、大動脈の石灰化の頻度が高いことが知られています。
シャント造影をしたときに、腕の動脈にも石灰化が認められる
ことが多いのは、上に書いたとおりですが、
この場合、反対側、つまり、シャントのない側の動脈の石灰化は
それほどでもないことがしばしばあります。
どうやら、「全身の合併症としての異所性石灰化」とは別に、
シャント血流の影響からくる石灰化もあるようなのです。
ですから、腕の動脈の石灰化をきちんと評価するためには
左右両方のレントゲンを撮って、比較することも大切なのです。
もし、シャント側の動脈の石灰化が進行していて、
反対側の動脈の石灰化がそれほどでもなければ、
「シャントの血流の影響が大きい」と判断します。
●対策について
異所性石灰化のもっとも大きな原因は、カルシウムとリンの異常です。
カルシウムとリンの値を掛け合わせた数値
(カルシウムリン積といいます)が、70を超えると異所性石灰化の
危険が大きくなる、カルシウムリン積は60以下に抑えるべきだ、
という話をお聞きになったことがあるかも知れません。
進行をなるべく食い止めることは大切です。
上に書きましたように、もっとも影響の大きいのが
カルシウムとリンですので、血液の検査の結果を
みながら、良好なコントロールになるように心がけてください。
これについては主治医の先生と、よく相談をしてみてください。
[回答日 2008/3/26]
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