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透析施設における温度差エネルギー利用システム

城北共立クリニックでは環境への取組の1つとして「透析施設における温度差エネルギー利用システム」を設置しています。
透析施設では、静岡県内初の設置となります。

城北共立クリニックでは、これからも環境に配慮した医療に積極的に取り組んで参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。


●設置の目的と期待される効果
●熱を再利用する仕組み
●見学会の開催報告
 2014/7/9 静岡県地球温暖化防止活動推進センター様

設置の目的と期待される効果

目的は「電気やガスの使用量の節減」です。

透析施設では透析治療のために欠かせないお湯を大量に捨てています(理由は後述)。
その捨てているお湯の中から「熱」だけをヒートポンプという機械で取り出し再利用します。

この機械を活用することで電気やガスの使用量を節減できます。
非常に「エコ」な機械ですので、震災以降、国からも補助金の形で奨励されています。

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熱を再利用する仕組み

透析治療というのは「水をたくさん使う」というのは、みなさんご存知だと思います。
しかし実際には、冷たい水を患者様のお身体の中に入れるわけにはいきませんから、毎日の治療のために、お湯を沸かすための設備が備わっています。

ですから本当は「水」ではなく大量の「お湯」を使用していると言えるのです。
治療に使う透析液は36度ほどで、透析液を作る際には半分以上捨てている残り水(濃縮水と言います)があります。機械の洗浄・消毒液も30度ほどです。また、一日おきに実施している機械の熱水消毒は、80度以上の大量のお湯を使います。

この使い捨てていた大量のお湯から「熱」だけを取り出し、新たにお湯を沸かす「熱」に再利用するシステムです。

※医療関係者および製造メーカー関係者でご興味のある方は見学可能です。当院までお問い合わせください

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見学会の開催報告【2014/7/9 静岡県地球温暖化防止活動推進センター様】

静岡県地球温暖化防止活動推進センター代表理事 松木徳夫様をはじめ4名の方々が当クリニックの”透析施設における温度差エネルギー利用システム”の見学におみえになりました。また、静岡新聞の記者1名様にもご参加いただき、2時間以上に及ぶ、内容の濃い見学会となりました。
まずは、システム導入時に事務長をつとめていた小山より、透析治療の基本、水(お湯)や電気の利用状況について説明をさせていただきました。
引き続き メーカーのご担当者さんから、ヒートポンプシステムの原理と、なぜ透析治療で捨てられるお湯から熱だけを再利用して電気料金を節約できるについて説明をしていただきました。

質疑応答では、”温度差エネルギー利用システム”を利用している施設はまだまだ少ないこともあり、どのような分野で利用が可能なのか?実際にどのくらいの節電になっているのか?といった具体的なご質問がありました。さらに、本システムだけでなく、医療施設での環境活動にもご興味をもっていただくことができました。
その後、実際の装置を見学していただきました。本システムを実際に設置する際に苦労した点、設置に関わる費用、実際の導入の効果、補助金の活用方法、さらには今後の機器開発の見通しから活用方法まで幅広い意見交換がなされました。


さらに、クリニック内や医療設備をご紹介させていただきました。当クリニックの環境への取組だけでなく、透析医療の意義、医療経営の課題といった事にも興味を持っていただくことができました。私達にとってもたいへん有意義な時間となりました。
あらためて、静岡県地球温暖化防止活動推進センター様、静岡新聞社様に御礼申し上げます。ありがとうございました。