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水の管理について

無菌の透析液を実現

透析は水をたくさん使う医療で、たくさん使うだけでなく良質の水が必要です。
そのため、当クリニックでは厳重なの水の管理をしています。
血液透析にはダイアライザーというものがあり、 血液がダイアライザーを通り、外側を透析液が流れていますが、透析液を無菌にすることは、ものすごい難しいことですが、 当クリニックを流れている透析液は無菌を実現しています。

なぜ無菌の透析液が必要なのか?

以前はこういう考えがありました。
血液がダイアライザーの中のファイバーの細い繊維を通っていくと、そこに細かな穴が空いてて、そこから尿毒素が染み出てくるわけですが、染み出てきて、それが透析液に流れ出ていって捨てられます。
透析液の中に、ウイルスがいたりバイ菌がいても、このファイバーに空いている穴よりもウイルス、バイ菌の方が圧倒的に大きいのです。
ですから、透析液にバイ菌がいようがウイルスがいようが、そこを流れていくだけだから構わないよ。という考え方だったのです。
ところが最近は事情がかわってきました。
ウイルスに関してはまだわかっていませんが、バイ菌は毒素を作ります。これをエンドトキシンといい菌体内毒素と訳します。 エンドが『中の』という意味で、トキシンは『毒』です。
菌を持っているわけですが、菌が死滅した時に中の毒素が出てきてしまいます。 そうすると、菌の大きさよりもファイバーの穴の大きさがずっと小さいのですが、最近の高性能なダイアライザーでは難しい問題となります。
ダイアライザーには性能があって、穴の大きさを、出来るだけ大きくしようしています。 技術的にも、いくらででも大きくすることは簡単です。ただし、大きくしすぎてしまうと人間の体に必要なものまで抜けてしまいます。
ですから、そこが各メーカーのしのぎあっているところで、必要なものは抜かないけども、必要でないものは抜けるよというギリギリのところを今狙っています。つまり、昔に比べて、今は穴の大きさは大きくなっているのです。
以前はと比較して、ダイアライザーの穴の大きさが大きくなってきてしまうと、菌体内毒素は通過してしまうのです。 ダイアライザーの性能が悪かったから問題なかったのです。今は問題になってきます。

見えないバイ菌から患者様を守ります

エンドトキシンフィルターと言う、エンドトキシンを取り除くためのフィルターを管理することが大事です。
理論的にバイ菌は絶対体の中に入らないです。しかし、エンドトキシンは理論的にも実際に患者様の中にも入って来てるのがわかっています。
このエンドトキシンカットフィルターというのがありますが、法律では全く義務づけられていません。
とても価格が高いものです。しかも、メンテナンスも必要です。つまり維持費もかかって人件費もかかってくるわけです。しかし、いい透析治療をしようと思うとエンドトキシンカットフィルターは絶対付けなければいけないです。
また、当クリニックの透析液では、検出限界以下まで落としてます。 この検出限界以下というのは、簡単にいうと、計測において、検出出来ませんでしたというところまでのことです。
これも、法律的な決まりはありませんが、いい透析のためには必要なことだと考えています。