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腎臓・透析のきほん
- 末期腎不全の治療 -
末期腎不全の治療
CKDの進行に伴い腎機能が障害された状態を慢性腎不全と呼び、腎不全が悪化し命にかかわる状態になると、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)が必要となります。このような状態や近い将来、そうなると診断される状態を末期腎不全と呼びます。
透析療法
透析療法とは、腎臓に変わって体内の血液を人工的に浄化する働きを代行する治療法です。血液透析・腹膜透析の2種類があります。
血液透析
血液を体外で循環させ、人工腎臓(ダイアライザー)で血液を通して老廃物(尿毒素)や過剰な水分を除去する方法です。透析施設に定期的に通う必要があります。(在宅でも可能)
*日本の透析療法は血液透析を受けている患者様が圧倒的に多いのが現状です。
腹膜透析
お腹の中に透析液を入れて、自分の腹膜を使って老廃物(尿毒素)や過剰な水分の除去を行います。通院回数は月に1~2回程度です。
*1日数回自分でバック交換を行うCAPDと睡眠時間を利用して機械が自動的に行うAPDがあります。
腎移植
腎臓提供者から2つある腎臓のうち1つを提供してもらい移植します。腎移植は末期腎不全の1つの根治的治療ですが、免疫抑制剤を飲み続ける必要があります。
*腎移植には生体腎移植・献腎移植の2種類があります
(生体腎移植)
親、子、兄弟などの親族、または配偶者から腎臓(1個)の提供を受けます。
(献腎移植)
脳死後または心停止後の方で、生前に書面で本人の臓器提供の意思がある場合、もしくは本人の意思が確認できない場合でもご家族の承諾がある方から臓器提供されます。
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