偕行会の透析医療

心疾患の早期発見と治療

 

心臓アンモニアPET

心臓アンモニアPET検査は、微量の放射線を出す物質を含んだ薬を使用し、そこから出る放射線をPET装置で撮影して心臓の筋肉に流れる血流を画像化する検査です。

安静時と負荷時の画像を比較し、「心筋のはたらき」を診ることで、狭心症や心筋梗塞の早期発見に役立つ検査です。

心臓アンモニアPET検査
心臓病グラフ
心臓病グラフ01.png

日本透析医学会 統計調査委員会:図説「わが国の慢性透析療法の現況年別死亡原因の推移2021年」より作図

日本透析医学会の調査によれば、透析患者様の死亡原因のうち約25%は心臓病が原因とされています。

階段の昇降などの労作時の息切れや胸が締め付けられるような痛みを感じたときなどはもちろんですが、無症状の場合も多いため注意が必要です。

心臓病グラフ02.png

検査画像

安静時には血流(オレンジ色)が認められますが、負荷時には血管が狭くなり血流が途絶えていることがわかります。

【安静時】

安静時

【負荷時】

負荷時

検査のメリット

偕行会グループでは定期的な心臓スクリーニング検査に加えて、アンモニアPET検査を積極的に実施しています。アンモニアPET検査は十分な心臓負荷検査ができることや、透析患者様に多くみられる造影剤アレルギーや血管の石灰化の影響を受けにくいため、透析患者様にとって有効な検査だと考えています。

偕行会グループでは、名古屋放射線診断クリニック(中川区)にてアンモニアPET検査を実施しており、同検査後カテーテル検査が必要と判断されたケースが75例中24例あったという結果があります。

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