透析Q&A

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Q215.

60歳になる父は、長い間、慢性腎不全と 狭心症(心筋梗塞で一度倒れています)を患っており、 それぞれ異なる病院にかかっています。 心臓の担当医に人工透析になると心臓の発作がでた場合、 手術は出来ないと断言されたのですが本当でしょうか?

●狭心症とその対策について

狭心症は冠動脈という血管が細く(狭く)なってしまうために、 血液が通りにくくなり、心臓の筋肉に十分な酸素と栄養分が いかなくなってしまう病気です。

血管が狭くなるわけですから、治療としては狭くなった血管を 風船などで拡げるか、狭いところを手術でバイパスして血管を つなげるか、の二通りがあります。
もちろん、薬も使用されます。

風船で拡げる治療は、ステントという金属の網や、 ロータブレーターという高速で回転するドリルが開発されるなど、 治療成績や安全性が進歩しつつあります。

また手術療法(バイパス)も人工心肺を使わない方法が 広く行われるようになるなど、発展を遂げています。

●透析治療を受けている方について

透析をお受けになっている方の場合でも、上記の風船療法や バイパス手術が行えないということはありません。
当院で透析をお受けになっている患者さんでも、これらの 治療をお受けになり、元気に透析に通われている方も少なくありません。

腎臓が悪くない方と比べると、治療の成功率や手術の安全性が 悪くなってしまうのは、残念ながら事実です。
したがって、手術が必要となった場合に、その手術が 全く安全であるというわけにはいきません。
ですが、透析であるからという理由で手術ができないということは ありません。

もし手術が行えないのだとすると、それは風船を用いても 拡がらないとか、バイパスをしようとしても心臓が手術に 耐えられないとか、つなぐ血管がないといった、 透析以外の要因のことがほとんどなのです。

おそらくお父様の心臓の主治医の先生は、その様な 意味合いでのお話をされたのではないかと思われます。
もう一度、お確かめになってみることをおすすめいたします。

[回答日 2008/4/22]

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