透析Q&A

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Q486.

天候異変等で通行止めになり、1回の透析が不可能になった場合の透析患者に対する対応をお教え下さいますか。


最近の天候の激しさや、地震の頻発を見ると、自然災害によって通院ができなくなった時の対応を考えておくことは、とても大切です。

御質問の、通行止め=通院できなくなった時ですが、2つのことを考える必要があります。

●患者さんのお身体の状態が曜日によって違います

まず、通院できなくなった曜日によって、必要な対応が変わってきます。
なぜなら、患者さんのお身体の状態が曜日によっても違うからです。

週の2回目や3回目、つまり水曜日から土曜日の透析が受けられなくなった場合は、その透析を翌日に振り替えることができる可能性はあるかもしれません。
しかし、週の1回目である月曜日・火曜日の透析に通院できなくなった時には、とくに注意が必要です。

週の1回目の透析では、体重の増加が多いですし、カリウムも高くなっていることがしばしばあります。
そのような状態の時に、翌日に振り替えできるかどうか、検査なしで確実に判断する手立てがありません。

そのため、週の1回目の透析には、いろいろな手段を講じて来院していただくことが大切です。
また、日ごろから体重の増加(塩分・水分制限)とカリウムには十分気をつけていただいて、週の1回目の透析が受けられなくなっても大丈夫なようにしておいていただきたいと考えています。

もし、どうしても通院できなければ、消防署に連絡をしていただき、救急車や災害派遣用のヘリコプター、救助用のボートの派遣などの要請が必要となるかも知れません。

●影響の範囲によって対応できることが変わってきます

2つめに考える必要があることは、通行止めの範囲、つまり自然災害の大きさです。

例えば、2〜3名の方が通院できなくなったと言う場合には、翌日への振り替えは多くの透析施設で対応が可能だと思います。

しかし、仮に半分以上の方が通院できなくなって、その全員を翌日に振り替えることは、かなり難しいと思います。

私たちの透析クリニックでは、そのような経験はありませんが、そうしたことも想定して、対応を考えておく必要があると考えております。

 

[回答日 2018/12/27]

 

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