透析Q&A

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Q516. 透析中の液温について教えて頂きたいのですが、液温は何度まで下げてよいのでしょうか。意識レベルが低かったり、認知症で自発的に意思疎通を図る事が困難な場合は「寒いです」とは患者は言えませんので悩んでいます。スタッフによっては33度まで下げている事もあって、何が正しいのかが分かりません。

 

おっしゃるように、何が「正しい」かは分かりません。

したがって、どうしても経験則での回答になってしまうことを御了承下さい。

●なぜ液温を下げることがあるのか

液温を下げることは、血圧が低下した際によく行われます。

うまく反応して、血圧が上昇してくれれば、薬剤を使う必要もないので安全な対処の方法と言えるでしょう。

液温を下げても、血圧が全く上がってこない方もいて、その場合には別の対処が必要となりますよね。

●33℃は下げすぎの印象

何度まで下げてよいかですが、当院では34.5℃までにしていることがほとんどです。これには、きちんとした根拠や証拠(エビデンス)があるのではなく、上記のように経験的なやり方です。

御質問にあげていただいた方は、意思疎通が困難な方のようですが、きちんと「寒い」とおっしゃることができる方は、35.5℃でも寒さを訴えますよね。

かなりがんばれる方でも、34℃がいいところではないでしょうか?

液温を下げた時に寒さを訴えるかどうかにはどうやら個人差があるようです。

けれども、33℃は下げすぎの印象があります。意思疎通のできる方であれば、寒さを訴えるのではないでしょうか?

●ルール作りが透析施設で必要ではないか

どこかで線を引いて、それ以上は液温を下げない、というルール作りが、各透析施設で必要だと思います。

私どものクリニックでは34.5℃ですが、患者さんが希望すれば例外的に34℃にすることもあります。

ですので、絶対的な基準ではありませんが、34-35℃くらいと言うのが一般的ではないでしょうか?

ご質問者様の透析室のスタッフで話合いをもって、透析責任者の先生とも相談をしながら、何度までならば下げてもよいのかお決めになってみて下さい。

 

[回答日 2020/8/16]

 

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