HOME > 安心・安全の医療への取組 > ミス防止対策と業務の改善
まず、アクシデントとインシデントについてお話しましょう。
アクシデントというのが、患者さんに何かしら有害な、あるいはデメリットを及ぼすようなミスのことです。 それに対してインシデントは、アクシデントまではいかないけれどもミスだというものです。
例えば、どういうことがあるかといいますと、除水設定ミスというのがあります。
患者さんが、今日1キロ増えました。そうすると1キロ引きます。それを2キロと機械に設定した時点で、2キロ設定してしまうと、1キロ余計に水を引いてしまう訳ですから、脱水になって帰ることになってしまいます。
これはアクシデントです。こうなっては困りますから、そのための対策が必要です。
そのために、当クリニックに限らず、どこでもダブルチェックと言って、設定したスタッフに、別のスタッフがもう一度確認しています。
この確認で、「あれっ?おかしい。これ1キロのはずなのに、今日2キロにかかっているよ。」と気がついて、設定し直すとインシデントで終わるわけです。ミスですがデメリットを及ぼすことはなかったということです。