透析Q&A

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[Q74]透析とECUMの違いを教えてください。


 

[回答]


透析とECUMの違いは、「透析液が流れているかいないか」 しかありません。

透析では透析液が流れていますし、ECUMでは流れていません。


では、どうして治療法としてこの2つがあるかですが、 ECUMの方が、同じ量の水分を引いても(除水をしても)、 血圧が下がりにくいのです。


ECUMは別名「水引き」と呼ばれたりしますが、その名の通り 除水は行われて、尿毒素はほとんど除去されません(わずかに 除去されるだけです)。

透析では、尿毒素と水分が同時に除去されますよね。


尿毒素と水分を同時に取り除くよりも、水分だけを取り除いた方が 血圧が下がりにくいことがわかっています。

ですから、毒素よりも水分をたくさん除去したいけれど、血圧が 下がりやすくて、うまく除水ができない時にECUMが行われます。


具体的には、体重増加が多い時に、4時間の透析を行い、 30分とか1時間のECUMをそのあと引き続き行ったりします。

そうすると、4時間の透析では、水分と毒素が除去されて、 あとのECUMの時間では水分だけが除去されることになるのです。


また、当院では週3回の透析のほかに、週に1回ECUMを 行っている方もいらっしゃいます。

ECUMだけの方が血圧が下がりにくいですから、この時に たくさん除水をしてしまおうというわけです。


けれども、大切なことは透析時間で十分に除水ができるよう 水分制限をすることです。ECUMを併用することは 決して好ましいことではありません。

ECUMを行わなくても、透析だけで除水が完了するように 自己管理を心掛けていただきたいと存じます。


[回答日 2004/7/20]

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