透析Q&A

  • いい透析ドットコム

[Q103]歩くときに膝が痛く、段差があるとひどく痛みます。合併症なのでしょうか?


 

[回答]


歩くときに膝が痛く、段差があるとひどく痛むとのことですので 膝関節に何らかのトラブルが生じているのは、 ほぼ間違いないと思います。


これが透析と関係しているものかは、透析期間や血液検査の カルシウムとリンの値によって可能性がかわってきます。


一般論としては、透析期間が長いほど、骨や関節への合併症が増えてきます。

たとえば、透析を始められて5年以内であれば、骨・関節の合併症は それほど診ませんし、10年以上であるとすると、かなり多くの方にこれらの 合併症を経験します。


また、透析歴が長いか短いかとは別に、血液検査でカルシウムやリンの値が 良好にコントロールされているかどうかも重要です。

カルシウムが低すぎたり、リンが高すぎたりすれば、透析がそれほど長くない 方でも、骨・関節の合併症は出やすくなります。


いずれにしても、膝の痛みが透析関連のものかどうかは、 整形外科の先生に診てもらうことができれば、確実にわかりますので、 専門医への受診をお勧めします。


私たちがよく経験することに、関節の痛みがなんの誘因もなく 出現して、しばらく様子を見ているうちに(多くは2-3週間です)、 自然と痛みがなくなってしまう、ということがあります。


ですから、痛みがそれほどひどいものではなく、しかも 痛みが出始めてからまだ間がないようでしたら、シップなどで 様子を見ているのも、決して悪くはないと考えます。

反対に、1か月以上も痛んでいるようでしたら、これ以上様子を見ても よくなる可能性は小さいと思いますので、ご面倒でも整形外科を 受診されてみるのが良いと思われます。


[回答日 2005/3/29]

タグ:

関連記事

[回答] ●骨密度が低下しやすい 透析をお受けになっている方は、骨密度が低下しやすいことが知られています。 ●治療方法について 治療としては、飲み薬や注射の薬が使われます。 新しい薬も出てきています。 ご質問にあるように、注射の薬で、骨密度がかなり改善するものも使われるようになってきました。 ●副作用について しかし、どの薬であっても副作用を考える必要があります。 どの薬がよいのかは、他の検査(副

(質問のつづき) 頸椎に少し炎症が見られているそうで、化膿性頸椎炎と説明がありました。どのような原因が考えられるのでしょうか? [回答] ●化膿性頸椎炎について 化膿性脊椎炎(お母様の場合は、頚椎ですので化膿性頚椎炎です)は、免疫の力が低下した人に時々みられる感染症です。 透析をお受けになっている方にも起きることがあります。 ●原因として考えられること ご質問では、カテーテルを刺したところから菌が

(質問のつづき) 挿入部はガーゼでテープ止めや保護フィルムなどで覆っているのでそれを取るような事はしませんが痒くて手がそこに行くようです。私は経験ないので母の痒みがどんなのか分かりませんが、その挿入部の痒みは取れないのでしょうか?これからずっと一生続くものなのでしょうか? [回答] ●痒いという訴えは比較的よくお聞きします 私たちはカテーテルの挿入部を「刺入部」と呼んだり「出口部」と呼んだりしてい