[回答]
結論から申し上げますと、 石(結石)が原因で血液透析が必要となるくらい腎臓が悪くなることはあります。
石がオシッコの通り道をふさいでしまうために、腎臓に負担がかかって 腎不全となってしまうためです。
腎結石に対する治療として、体外衝撃波(ESWL)が普及してから、 結石が原因で腎不全となってしまう方はかなり少なくなりました。
現在では、透析を始められる方のおよそ0.2%の方が 結石が原因とされています。
ESWLなどでも石が取りきれない、という状態のために、主治医の先生が 「透析が必要かもしれない」とおっしゃったのかもしれません。
石ができやすい体質、とのことですが、この点に関しての検査は すんでいるのでしょうか?
たとえば、石ができやすい方の中に、「副甲状腺機能亢進症」という 病気を持っている方がいます。
この病気の治療をきちんとすれば、石ができやすくなることも なくなるので、もし検査をお受けになっていないのであれば、 是非検査をお受けになるよう、お勧めします。
また、血液透析が必要なくらい腎不全が進行した場合、お若い方には ぜひ腎移植を念頭に置いていただきたいと思います。
日本では、まだまだ献腎移植(いわゆる死体腎移植)が少ない状況ですから、 生体腎移植ということになりますが、移植の成績は年々よくなっていますし、 ご自身の生活の満足度も良好です。
Comentários