[回答]
血管が柔らかな方の場合には、シャント血管が発達をして、 蛇行することがよくあります。
ただ、血管の発達や蛇行がもとでリンパ節が腫れた、という方を みたことがありません。
また、リンパ節は腋の下には豊富にありますが、肘の内側や上腕部には 腫れるほどのリンパ節はないように思われます。
それで、まずは本当にリンパ節なのかどうかを 確認することが大切だと思います。
もっとも簡単なのは超音波で診ていただくことです。
また、これがリンパ節であったとすると、腋の下のリンパ節も腫れると 思われますが、そこも腫れているかも気になるところです。
次に確実にリンパ節だったとして、これが腫れる原因が シャント血管の発達のせいなのかどうかを見極めたいと考えます。
シャント血管は静脈で、リンパの流れと同様に、末梢から心臓へ向かって 流れていきます。
シャント血管が発達しすぎると、本来の末梢から心臓へ向かう 血液の流れがかえって滞ってしまい、そのためにリンパが腫れることは 理屈の上ではあるのかも知れません。
ただし、先ほども書きましたが、そのようなケースをみたことがありません。
一般的にリンパ節が腫れた場合には、バイ菌が入っていないかどうか (風邪の時などにのどのリンパが腫れますよね)や、リンパ腫という リンパ節の悪性腫瘍がないかどうかなどを考えます。
あまり大きなリンパの腫れの場合には、生検といって、 そのリンパ節を採って顕微鏡で見る検査が必要となることもあり得ます。
主治医の先生によく相談をしてみてください。
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