透析Q&A

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[Q176]友人になった方が糖尿病1型で透析をしているそうです。 その方とお付き合いを続けていく為には生活面で、 どんな事に注意したらいいのでしょうか? また、一緒に旅行に行ったりできますか?


 

[回答]


透析をお受けになっている方(患者様)は、ご自身がどのような 自己管理をされたらよいのか、ご存じのはずです。

ですから、「生活面での注意」とは、生活面のサポートではなく、 ご友人としてどのようなことに気を遣ったらよいのか? というご質問だと想定して、お答えします。


● 気を楽にしてお付き合いを


個人的な意見としては、あまり気を遣われない方がいいと考えています。


患者様としては、ご友人に気を遣ってもらうことが、ありがたくもあり、 けれどもそれがプレッシャーやストレスになることもあり得るでしょうから。


生活上で、どのような注意をするべきなのかは、患者様が 理解をされているはずなので、それにそってお付き合いをされれば よろしいかと思うのです。


ただし、ご友人の生活スタイルを知っておくのは、良いかもしれませんので 簡単にご説明させていただきます。


● お食事について


まず、糖尿病に関してですが、食事はできるだけ小分けに食べた方が 血糖のコントロールがうまくいきます。

1日3食よりも、1日4食・5食の方がよいのです。

もちろんカロリーが増えてはダメです。


● 足のケア


足に傷を作らないように、特に足の爪を切るときなどは気をつける 必要があります。

糖尿病をお持ちの方は、足の傷はなかなか治らないですし、 重症化することもまれではありませんから、注意が必要です。

「フットケア」と呼ばれている、重要なポイントです。


● 水分制限とカリウム制限


透析に関してですが、その患者様の状態で異なるのですが、 基本的には水分制限とカリウム制限があります。

水分の摂りすぎは心臓に負担をかけることがあります。

カリウムは、やはり心臓を守るために制限していただくのですが、 生野菜や果物に多く含まれていますから、これらの食品を食べ過ぎないように 気をつける必要があります。


● シャントについて


透析をお受けになっている方は、左右どちらかの腕にシャントという 太い血管をお持ちのはずです。

このシャントは透析をお受けになるときに必要ですから、 シャント(を流れる血液)が止まらないように注意をしなければなりません。

シャントの血管を強く圧迫することは避けていただきたいです。


● 旅行について


体調が悪くなければ、仕事をされたり、旅行に行かれたりすることは 全く問題がありません。


当院で透析をお受けになっている1型糖尿病の方は、フルタイムで仕事を されていますし、年に数回旅行にも行かれます。

旅行の際には、旅先で透析をお受けになります。


● その他


これ以外にも、さまざまな注意点がありますが、まわりにいらっしゃる方に 理解をしていただきたいのは、上に書いたような点です。


繰り返しになりますが、あまり気を遣われないように、自然に お付き合いをしていただくことを、患者様も望まれているのではないかと 思います。


[回答日 2007/2/13]

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