[回答]
● 副甲状腺機能亢進症と動悸の関係について
主治医の先生には必ずご確認いただけることを前提として お話をさせていただきます。
副甲状腺機能亢進症と動悸とは、まず無関係と思っていただいて よろしいと思います。
副甲状腺が大きくなって、首のあたりを圧迫するとか、 副甲状腺ホルモンが心臓などに影響をするとか、 カルシウムとリンのアンバランスが、動悸を引き起こすとか、 いずれも考えにくいと思います。
昼間は感じなくて、寝るときに感じるのですから、 おそらく忙しいときや気が紛れているときには 自覚することのない(忘れている)動悸なのだと思われます。
このような動悸は、第一印象として、あまり心配がありません。
本当に心臓に問題がないかですが、副甲状腺の手術をお受けになる 前に、術前検査として、心臓のチェックが行われると思いますので、 それで異常がなければ、ご心配をされることはないと考えます。
● 動悸について
動悸には大きく分けて2つありますのでご紹介します。
1つめは、不整脈としての動悸で、動悸がするときに脈拍の数が はやくなっています。1分間に100以上あったり、それ以下でも 脈のリズムがバラバラだったりしたら、このタイプです。
2つめは、不整脈は関係がなく、心臓が鼓動しているのを 感じてしまう動悸です。
普段は自分の心臓が打っているのは、自覚しませんよね。
ですが、たとえば緊張をしたりすると、ドキドキするのが わかることがあります。
これが、このタイプで、不整脈は関係しません。
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