透析Q&A

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[Q226]エコーで頚動脈の狭さくを指摘されています。だんだん進行してるようです。透析患者の場合は何を気をつけていけばよいのでしょうか?

(質問のつづき)

P,Caもそれぞれ4前後、9前後で、最近レグパラを使い始め2ケ月になります。 PTH400から200に下がりました。 血圧は降圧剤服用で150-160mmHgです。 30年も透析していると仕方ないのでしょうか?

 

[回答]


●頸動脈の狭窄の根本的な原因とは


エコーを用いた検査の普及により、頸動脈エコーが実施されるようになり、 狭窄を指摘される方も増えてきています。


頸動脈の狭窄の根本的な原因は動脈硬化ですから、

(1)高血圧

(2)高コレステロール

(3)喫煙

(4)糖尿病

(5)加齢

が危険因子となります。


透析をお受けになっている方の場合には、これらに加えて

(6)異所性石灰化

にも注意をする必要があります。


●頸動脈の狭窄の対処方法


血圧が若干高めのようですね。

もし、透析中の血圧下降がないのであれば、もう少し血圧を 低めにしてもよいように思われます。

ただし、降圧強化をすると、透析中の血圧ダウンをきたしやすく なりますので、注意が必要です。


異所性石灰化に関してはカルシウムとリンのコントロールが 大切になりますが、きちんと管理をされているようですね。

レグパラは、副甲状腺ホルモンを低下させる作用に加えて、 カルシウムとリンを下げる作用を合わせ持っていますから、 異所性石灰化に対しては、好ましい効果を有しているはずです。

PTHが下がったことはむしろ望ましいことであり、これが 頸動脈の狭窄に悪影響を与えていることは考えにくいと思います。


●今後、お気をつけいただきたいこと


これらのことに十分に気をつけても頸動脈の狭窄が進行することは ありますので、引き続き検査をお受けになって下さい。

狭窄の程度がひどくなると、脳梗塞の危険性が出てきますので、 その血管を広げたり、血管に付着しているプラーク(狭窄の原因)を 切除したりという治療法もありますが、そのような治療が必要になるほどの 狭窄となることは、比較的少ないことです。

主治医の先生と相談をしながら、今後の対策を決めていって下さい。


[回答日 2008/10/28]

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