透析Q&A

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[Q254]旅行時に、普段と違う透析施設で透析をした際に、C型肝炎に感染しました。インターフェロン治療で、完全治癒しましたが、透析時に感染の可能性が常にあると考えると非常に怖いと思っています。

(質問のつづき)

透析時の感染は、非常に少ないと聞きますが、なんとか、安全に透析を受けるために、患者側が心がけることがありますか?

 

[回答]


心からお見舞い申し上げます。


●C型肝炎の感染に関する現状


ご質問にある通り、透析をお受けになってC型肝炎に感染することは 非常に稀になっております。


しかしながら、残念なことにゼロにはなっておらず、 数年に1回ほどは集団感染も生じて、ニュースになることもあります。


そして、感染が生じた場合、その感染経路(原因)をつきとめることは 必ずしも容易ではありません。


●C型肝炎の感染はなぜおこるのか


すでにご存じのことと思いますが、C型肝炎は血液を介してウイルスが 体内に入ることによって感染します。


ですから、C型肝炎ウイルスに感染したということは、C型肝炎の 患者さんの血液が、何らかの原因により入ってきた。ということになります。


現在のように、感染対策が十分に講じられるようになっている状態では、 ある患者さんの血液が、別の患者さんに入ってくるということは きわめて考えにくいことです。


ところが、上に書きましたように、感染をゼロにはできていない 現実があるのです。


これは想像なのですが、旅行中に透析を受けられた施設でも、 感染がおこったことの原因についてかなり綿密な調査を されたのではないかと思います。


●患者さんが心がけることはあるのか


さて、患者さんとして感染しないように気をつけることがあるか? というご質問ですが、患者さんご自身が他人の血液には接触しない。 ということ以外には特にないと思います。


C型肝炎対策は、透析に従事する医療スタッフが気をつけることで、 患者さんの不注意などで感染するものではないからです。


感染対策に十分注意をしている透析施設をお選びになるということも あるかもしれませんが、旅行先などで十分な情報が得られない場合に、 その施設がどの程度の感染対策を講じているのかは、ほとんど わからないと思います。


ご希望に沿った回答ができずに申し訳ございません。

今後ともよろしくお願いいたします。


[回答日 2009/10/13]

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