[回答]
3階のご自身のお部屋まで上がるのに15分もかかるのであれば大変でしょう。
だるいという症状や階段を上るのがきつくなるという症状はさまざまな原因から起こります。
主治医の先生とよく相談をされて、原因の追求と対策を立ててみてください。
●お小水が出ないことについて
透析を始められて3年ということですが、個人差はあるもののオシッコの量が減ってきて、出なくなってくる時期ではあります。
透析は腎臓の働きを肩代わりしているだけで、透析をお受けになっていても腎臓病そのものは進んでしまいますから、オシッコの量はだんだん減ってきてしまうのです。
ただし、このような自然の経過ではなく、オシッコの通り道が詰まってしまってオシッコが出なくなっている可能性もあります。
これは腎臓を超音波の検査(エコー)でみることによって、比較的簡単に確認できますので、もし、超音波検査をお受けになっていないのであれば、一度お受けになるよう主治医の先生に相談をしてみてください。
●体のだるさについて
”だるい”という症状は様々な原因から起こります。
透析に関連するところからお話をすると、尿毒素が貯まっていないか、貧血がないかをチェックします。
どちらも定期的に行われている検査ですから、検査データをみてください。
透析で水分を除去しすぎるとだるくなります。
水分管理(水分制限)はきちんとできているでしょうか?
またドライウェイトの設定はきつくないでしょうか?
透析と直接関係しないところでは、肝臓・心臓などの病気が「だるさ」として現れることがあります。
肝機能は、やはり定期的に血液検査をお受けになっているはずですから異常がないかどうか確認してみてください。
心臓が原因でだるい場合は、息切れを伴うことが多いですが、体を動かすときに息が切れますか?
●階段を上ることが困難になったことについて
階段を昇るのに時間がかかることは上記のだるさに加えて、筋力低下でも生じることがあります。
筋肉の力が衰えているかどうかは、細かく検査をするためには 神経内科や整形外科で診てもらう必要がありますが、ある程度、おおざっぱに確認をするのであれば透析の主治医の先生でも行ってもらえますので、筋肉の力がきちんとあるかどうかを診てもらってください。
もし、筋肉の力が低下しているようであれば、その原因が何であるかを調べながらリハビリテーションを行う必要が出てくるかもしれません。
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