透析Q&A

  • いい透析ドットコム

[Q448]透析歴26年、49歳の女性です。1年3か月前から生理が完全に止まり、現在はホットフラッシュ、運動後の関節痛など更年期の症状もあります。

(質問のつづき)

ここ1年くらい、リン(5→9)とカルシウム(9.3→10.3)、i-PTH(60~150→150~200)の値が上がっています。食事内容は変えていませんが、再三の食事の注意を受けて嫌になっています。更年期により骨破壊が進んでいることによる変化とは考えられないでしょうか?また、もしも更年期によるものであれば、骨破壊を抑えるような治療の選択はないのでしょうか?

 

[回答]


ホットフラッシュは更年期症状と考えてもよいと思われますが、運動後の関節痛は、あまり経験したことがありません。


リンが高めですので、インタクトPTHが目標範囲内(240以下としております)であっても注意が必要です。


骨破壊が起きているのか、いないのか。

もし起きているとして、その骨破壊の原因が更年期のためなのかは、なかなか難しいです。


例えば、更年期によく見られる骨粗鬆症になってしまっていれば、骨密度を測定することによって、診断ができますが、現在「骨破壊が進行しているが、まだ骨密度は保たれている」というような状態の場合には、骨密度の測定はあまり意味がないこととなります。


また、透析をお受けになっている方で定期的に検査をしているアルカリフォスファターゼという項目も、閉経後の骨粗鬆症では上昇しないことがしばしばあります。


仮に更年期による骨破壊が起きているとして、治療としてはビスフォスフォネートというお薬や、ラロキシフェンというお薬が使われます。


これらのお薬は、透析をお受けになっている方では慎重に使うことが求められていますので、もしお薬を使用するのであれば、主治医の先生とよく相談をされてから、どのお薬を選択するのかお決めになって下さい。


[回答日 2017/5/9]

関連記事

[回答] はい、基本的には問題なく戻ることができます。 ただし、戻りたい(転院したい)とお考えの病院に、透析の空きベッドがない場合は、引き受けていただけません。 また、透析導入病院(透析を始める病院)の中には、透析導入と合併症の入院透析だけを行い、外来通院の透析は行わない、という病院があります。 この場合も、引き受けてもらえないと思います。 まずは、現在透析をお受けになっている病院で、転院をしたい

(質問のつづき) 痩せている自覚もなく食欲もあるので、DWを下げられると、また食事を減らさなきゃと辛くなります。 [回答] このようなご質問は、多くの患者さんから寄せられます。 まず、DWを下げようと指示が出た場合ですが、食事を減らす必要は全くと言っていいほどありません。 減らしていただきたいのは塩分と水分だけであって、エネルギー(カロリー)やタンパク質などは、これまで通りでよいですし、場合によっ

(質問のつづき) 主人は週3回の透析を受け体力もないのは本当にわかっています。私が精神的にしんどくなりました。 [回答] 透析をお受けになっているご本人にとっても、パートナー様にとっても大切な問題ですね。 ●透析をお受けの男性でみられます 透析をお受けの男性では、勃起不能や勃起持続時間の低下を認めることがしばしばあり、このため、性行為に関心がなくなったり、性欲が低下したりすることが多いことが知られ