(質問のつづき)
出口部の癒着がなかなかスムーズにきれいになってくれなくて赤くなったりしたせいもあるのか、お腹の中の先が腹膜や卵巣を傷つけている可能性があるということでした。
[回答]
腹膜透析を始められて約3年間に、4回の手術はかなり多いですね。
少なくとも、私にはそれだけの回数を行った経験がありません。
●お腹にキズ(創傷)が残ることの影響
手術をお受けになってお腹にキズ(創傷)が残ることは、どなたにとっても嬉しいことではありません。
腹膜や他のお体の部位に対する負担と言うことを考えた場合は、重大な支障をきたす可能性は小さいと思われます。
●出口部が赤くなることの心配
再手術や再々手術となっている原因が、出口部が赤くなるということですね。
赤くなるだけであれば、しばらく様子を見てしまうこともあります。
問題となるのは、感染を起こしてしまった場合で、出口部から膿がでるようになると、抗生物質を使ってもなかなか改善してこないことがあります。
そのような場合には、手術をしてカテーテルの交換を行なったり、出口部変更という手術を行ったりします。
●主治医の先生とよく相談をされてください
今回は、そのカテーテルの先端が腹膜や卵巣を傷つけている可能性があるとのお話があったということでした。
もし実際にそのようなことが生じているのであれば、カテーテルを交換して、先端が卵巣に当たらないようにするか、あるいは、カテーテルの先端の位置を変えるようにする治療は、必ず必要になります。
主治医の先生とよく相談をされて、納得をされた上で治療をお受けになって下さい。
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