(質問のつづき)
もしシャント側で透析継続が望ましくないのであれば、どのように透析を継続するべきでしょうか?
[回答]
●シャント側での透析の継続について
透析をお受けになっている方で乳がんの手術をお受けになる方は少なくありません。
乳がんの切除をお受けになり、同時にリンパ節の郭清という処置(リンパ節転移があった場合、転移リンパ節を残さないように取る処置です)をお受けになると、その側の腕が腫れることがあります。
そちら側にシャントがあると、腫れのために穿刺が難しくなることがあります。
センチネル生検だけで、郭清を行わなければ、腫れることは少ないと思いますが、絶対に腫れない、という保証があるわけではありません。
●シャントの使用が継続できなくなったとき
もし、シャントが腫れてしまって穿刺が困難になったり、腫れがひどいために腕の使用に支障が出るような場合は、シャントを閉鎖し、反対側(左側)に新たにシャントを作ります。
まずは、乳がんの摘出手術をお受けになって、その後の経過を見て、透析主治医の先生と相談しながら対応をお決めになって下さい。
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