透析Q&A

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[Q525]I型糖尿病を20歳代で発症し20年以上経過、2年前から人工透析を受けている家族の件でご相談です。

(質問のつづき)

透析後に38度の発熱により歩行困難となり、それに加え透析を普段は4時間かけて行うところ、半分の時間で済ませたようで高カリウムにより救急搬送で入院となりました。いまだに熱が上下しており、歩行もおぼつかない状態です。療養型ですので積極的な治療もしていませんが、単に下肢筋力の低下とは思えず、何らかの感染症は考えられますでしょうか。

 

[回答]


まず、大事なことは、主治医の先生にしっかりとご相談してください。


ご質問内容から推察して、一般的なことを回答します。


●感染症の可能性について


20年以上糖尿病と闘っていらっしゃるとのことですので、免疫の力が低下していると想像されます。


ほぼ2か月間発熱が解決していないということは何らかの感染症が存在している可能性はあると考えた方がよいと思われます。


熱と下肢の筋力低下とを合わせて考えると脊椎や腸腰筋などの感染症がないかどうかを確認することも必要かもしれません。


●筋力低下や歩行困難の原因について


現在は療養型の病院でリハビリをお受けになっているとのことですが、その前の病院で様々な検査をお受けになっていると思われます。


筋力低下や歩行困難の原因を突き止める検査として腰部のCTやMRIをお受けになっていると思いますが、その結果をお聞きなっていらっしゃるでしょうか?


また、発熱の原因や経過を確認するために血液検査でCRPという項目や、血液培養という検査をお受けになっていると思われます。


これらの検査結果に問題がなかったのかどうかもお手元にあるようでしたら、確認をしてみて下さい。


●主治医の先生にしっかりとご相談をしましょう


糖尿病から腎臓を悪くされて血液透析をお受けになっている方では、原因がなかなかつかめない発熱を経験することが時々あります。


いただいた御質問にあるように、療養型の病院では詳細な検査は行われないと思いますので、前の病院の主治医の先生と、上に書きました検査の結果がどのようであったのかを含めて、相談をされた方がよいかも知れません。


発熱が解決をして、歩行のリハビリテーションが順調に進むことを心からお祈り申し上げます。


[回答日 2021/3/5]

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