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腎臓・透析のきほん
- シャントの管理 -
シャントの管理
シャントとは
血液透析では、体に溜まった老廃物(尿毒素)を効率よく取り除くために、大量の血液(1分間に150~350ml)を人工腎臓(ダイアライザー)へ送る必要があります。通常の静脈を流れる血液だけでは十分な血液流量が得られないため、手術によって動脈と静脈をつなぎ合わせて、静脈に大量の血液が流れるようにします。これを内シャントと呼びます。シャントは一般的に手首あたりに造りますが、人工血管(グラフト)を使用して動脈と静脈をつないで造る方法もあります。シャントは透析をするためになくてはならない大切なものです。『狭窄・閉塞』・『感染』・『出血』の予防が大切です。
クリニックへ連絡を!
こんな症状が出たら、
シャントがつまっている可能性がある場合
シャント感染の兆候
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ザーザーという音が聞こえない
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軽い痛み、いつもと違った感じ
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シャントの血管の部分が冷たい
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穿刺口の周りが赤くはれる
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シャント部が痛い
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シャント部い熱を感じる
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膿が出る
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熱が出る
シャントの狭窄・閉塞
シャントがつまると血液透析ができなくなってしまいますので、シャントがつまらないよう予防が必要です。
シャントは流れてる?
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シャントに耳を当てて音を聞く
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血管に沿って指を当てて血流を触れてみる
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ザーザーという音を聴診器で聞く
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ヒューヒュー、シャッシャッといった音は要注意!