腎臓・透析のきほん

- シャントの管理 -

 

シャントとは

血液透析では、体に溜まった老廃物(尿毒素)を効率よく取り除くために、大量の血液(1分間に150~350ml)を人工腎臓(ダイアライザー)へ送る必要があります。通常の静脈を流れる血液だけでは十分な血液流量が得られないため、手術によって動脈と静脈をつなぎ合わせて、静脈に大量の血液が流れるようにします。これを内シャントと呼びます。シャントは一般的に手首あたりに造りますが、人工血管(グラフト)を使用して動脈と静脈をつないで造る方法もあります。シャントは透析をするためになくてはならない大切なものです。『狭窄・閉塞』・『感染』・『出血』の予防が大切です。

シャント管理

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こんな症状が出たら、

シャントがつまっている可能性がある場合

シャント感染の兆候

  1. ザーザーという音が聞こえない

  2. 軽い痛み、いつもと違った感じ

  3. シャントの血管の部分が冷たい

  1. 穿刺口の周りが赤くはれる

  2. シャント部が痛い

  3. シャント部い熱を感じる

  4. 膿が出る

  5. 熱が出る

シャントの狭窄・閉塞

シャントがつまると血液透析ができなくなってしまいますので、シャントがつまらないよう予防が必要です。

シャントは流れてる?

  1. シャントに耳を当てて音を聞く

  2. 血管に沿って指を当てて血流を触れてみる

  3. ザーザーという音を聴診器で聞く

  4. ヒューヒュー、シャッシャッといった音は要注意!

シャント
シャント

を防ぐため、

を避けましょう!

シャントの閉塞

シャントの圧迫

△シャント側の腕で腕枕・手枕をしない

△シャント側の腕で腕枕・手枕をしない

△シャント側の腕に腕時計をしない

△シャント側の腕に腕時計をしない

△叩いたり、ぶつけたりしない

△叩いたり、ぶつけたりしない

△シャント側の腕に重い荷物をかけない

△シャント側の腕で血圧測定をしない

△シャント側の腕で血圧測定をしない

△冬の衣類は手首の圧迫を避けるものにする

△冬の衣類は手首の圧迫を避けるものにする

シャントの感染

△シャントの感染は、閉塞につながり、ひどくなると敗血症を引き起こすことになります。

△シャントの感染は、閉塞につながり、ひどくなると敗血症を引き起こすことになります。

△シャントの感染を防ぐためにシャント側の手洗いを十分に行い、いつも清潔に保ちましょう。

△シャントの感染を防ぐためにシャント側の手洗いを十分に行い、いつも清潔に保ちましょう。

△皮膚のかぶれ、発疹は早めに処置しましょう。

△皮膚のかぶれ、発疹は早めに処置しましょう。

シャント管理

△シャント側の腕に傷をつくらないようにしましょう。

△透析した日の入浴は、できるだけ控えましょう。特に湯船に入ることは避けてください。

△透析した日の入浴は、できるだけ控えましょう。特に湯船に入ることは避けてください。

シャントの出血

透析では抗凝固薬を使用しているため、透析中や透析が終わってからしばらくは出血しやすい状態です。

出血したら…

ガーゼににじむ程度

  • 清潔なガーゼやハンカチなどで10分間、軽く出血部分を押さえる

  • 止血ができたらカットバンで保護する

出血が多くて止まらない

  • 出血部位をしっかり押さえる

  • シャントに近い血管を押さえる

  • 傷口より身体に近い部分をきつく縛る

出血が多くて止まらない
出血部位をしっかり押さえる
イラスト13.png
シャントに近い血管を押さえる
イラスト13.png

透析終了時の止血バンはいつはがしたらいい?

  • 午前透析の方・・・寝る前

  • 午後透析の方・・・翌朝

  • 夜間透析の方・・・翌朝