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Q140. |
塩化物泉の温泉に行ったら、禁忌として腎不全、腎臓病が書かれていていました。こういった場合は入らない方がいいのですか? |
多くの温泉では、その泉質にあまり関係なく、腎臓病や心臓病、
悪性腫瘍などが「禁忌」と表示されています。
どのような理由でこれらの疾患が禁忌となったのかわかりませんが、
少なくとも、腎臓病の方・透析をお受けになっている方が温泉に入って
悪い理由はありません。
塩化物泉は温泉中の塩分が濃いために、むくみのある方も
禁忌とされていますが、飲まない限り、仮に皮膚から塩分が
吸収されたとしても、その量はわずかであると考えられます。
どうぞお楽しみいただいてよろしいかと思いますが、
後述するように注意していただきたいことがあります。
また、合併症など、個人個人に違いがありますので、
主治医の先生にも必ず確認してください。
透析治療を行っている方に、注意していただきたい点です。
シャント感染には注意が必要ですので、透析をお受けになった日や
その翌日でも、穿刺の跡から血がにじんでいるような日は
入浴は避けてください。
温泉で体が温まると、のどが渇くことがよくありますから、
水分の摂りすぎには気をつけてください。
もちろん温泉の飲用は避けてください。
温泉は気持ちがいいだけではなく、お体や精神にも
よい効果があることが知られています。
主治医の先生に相談して、上手に利用されるのが
よいと考えます。
[回答日 2006/1/24]
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