透析Q&A

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[Q436]家族が透析治療を受けています。 諸検査の結果、パーキンソン関連疾患の難病である「進行性核上性麻痺」であろうとの診断がくだされました。

(質問のつづき)

毎日測定している血圧が徐々に低くなって来て、101/71と今迄経験したことのない値となり、今後が心配です。

 

[回答]


それはご心配ですね。

私は進行性核上性麻痺の方はお一人しか診させていただいたことがありません。

比較的まれな疾患です。

何人もの方を診させていただいておりませんので、あまり確定的なことは言えないことをご承知おきください。


パーキンソン病に似た疾患ということから、血圧低下(低血圧)は、この進行性核上性麻痺から来るものの可能性があると思われます。

この点については、神経内科の先生が詳しくご存じだと思います。


パーキンソン病では、低血圧を合併することがよくあります。


心配されている体重との関連は、現在のドライウェイトが適切なものかどうか、主治医の先生や透析スタッフがチェックをされていると思いますから、問題はないと思われます。


血管の弾力性が失われているとすると、動脈硬化と言うことになりますが、この場合は、血圧は上昇することの方が多いです。


もし進行性核上性麻痺に起因する低血圧だとして、透析治療に支障がでるくらい血圧が下がってしまう時には、ドプスという昇圧剤をお飲みいただいたり、エホチールと言う注射のお薬を使いながら透析治療を行うことがあります。


さまざまな日常生活活動で、介助が必要な病気ですので、大変とは思いますが、ご自身が体調を崩されませんよう、くれぐれもお気をつけいただきたいと存じます。


[回答日 2016/11/14]

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