透析Q&A

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[Q50]透析は血の中の水分を抜くということは理解できます。この水分というのは、細かく言うと何のことでしょうか?胸に水がたまるというのは、何処にたまっているのでしょうか?


 

[回答]


水分とは、文字通り「水」のことです。


透析では、毒素を除去し、カリウムなどの電解質を調節するのと同時に、 この「水」を血液中から、取り除いているのです。

ですから、その結果として、透析直後では透析前と比べて 血液が濃くなっています。


「胸に水がたまる」というところの「胸」というのは、 正確には、肺の中の「間質」というところにたまっているということです。


肺は、体の中に酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出すところです。

鼻や口から吸った空気は、肺の中にある肺胞という小さな袋に入ります。

この肺胞のまわりには毛細血管があって、肺胞から酸素が 血管の中に入り、反対に血管から二酸化炭素が肺胞に出ていきます。

肺胞と毛細血管の間が間質です。


この間質に水がたまると、酸素や二酸化炭素の動きが、水分によって 邪魔をされます。

その結果、息を吸ったり吐いたりした時に、肺胞までは空気が届くのですが、 血液の中には酸素が入ってきてくれません。

これが「肺うっ血」と呼ばれたり、「肺水腫」と呼ばれたりするものです。 あるいは「心不全」というのもほぼ同義語になります。

とても苦しい、呼吸困難をともなう状態です。


ですから、透析できちんと水分を除去しておくこと、透析と透析との間で 水分を摂りすぎないことが、とても大切なのです。


[回答日 2003/12/1]

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