[回答]
結論からいいますと、悪くなってきたときにわかる症状はありません。
腎機能がかなり悪くならないと症状が出ないのです。
したがって腎臓病の早期発見には、血液や尿の検査を受けることが 重要であることを、しっかりと覚えていていただきたいと存じます。
具体的な症状についてお話しします。
腎臓病に特有の症状はあまりありません。
「非特異的症状」と呼ばれたりもしますが、食欲がない、何となくだるい、口の中がまずいといった症状が出てきます。
このため、消化器科に受診される患者さんもいらっしゃいます。
むくみが出る方がいらっしゃいます。
また、皮膚のかゆみが出たり、口臭が気になったり(ご自身でも 周囲の方でも)することも、よくあります。
腎臓が悪くなると、合併症として貧血になることが多いので、 貧血の症状が出ることがあります。
全身倦怠感や息切れなどの症状です。
また、腎臓が悪くなって、カリウムという物質が血液の中で 増えてくると、不整脈が出ることがありますが、これは とても危険なサインです。
以上のように、こういう症状が出たら腎臓が悪い、と決められる 症状はほとんどありません。
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