(質問のつづき)
また、私は身長160センチ台・体重90キロ台です。体格によって腹膜透析が出来ないということはありますか。
[回答]
●腹膜透析が困難となる場合
腹膜透析が困難となる「お腹の大きな手術」とは、消化器系の手術(胃や腸を切除する手術)を言うことが多く、婦人科系の手術(帝王切開や、子宮の摘出など)は支障とならないことがあります。
また、腹膜透析を始める前に、例えばCTなどの検査で腹膜の癒着が高度なことを確認できることがあります。
この場合には、腹膜透析が困難となる可能性が大きいですから、はじめから血液透析が選択されます。
●腹膜透析をやってみないと判らないという場合も
ただし、腹膜透析を開始する前に、「絶対に大丈夫」とか「ほとんどうまくいかない」といった判断をすることは難しいことです。
腹膜透析をやってみて、万が一うまくいかなかったら血液透析に治療方法を変更するという可能性があることを御承知おき下さい。
透析治療を始める前に、主治医の先生やPDナース(腹膜透析を担当する看護師)とよく相談をしてみて下さい。
●体格によって腹膜透析が出来ないことはあるのか
なお、体格が良い方の場合、腹膜透析用の管(カテーテル)を入れる手術が少し大変になります。
しかし、体格の理由だけで、腹膜透析ができない、ということはありません。
Comments