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「」に対する検索結果が557件見つかりました

  • [Q498]不安を感じて、転院するため紹介状を書いてもらったもののひと悶着があり、転院先を見つける前に今の病院を止めてしまいました。

    (質問のつづき) 現在行き先のない状態です。 もしすぐに転院先が決まらない場合、どうすればいいのでしょうか? [回答] ●紹介状には透析条件やお薬等が書かれています 紹介状はお手元にあると思いますので大事になさってください。 紹介状には透析条件(ドライ・ウェイトやダイアライザーの種類など)と定期的にお飲みになっているクスリの情報が書かれています。 転院先の施設に是非お持ちになって下さい。 ●まずは通院しやすそうな施設に相談を 現在お住まいの地域に透析医療を行っている医療機関がどのくらいあるかわかりませんが、それらのうち、一番通院しやすそうなところから電話で結構ですので、連絡を取ってみて下さい。 その際に、お手元に紹介状があること、転院を希望されることなどを伝えて下さい。 空きベッドがあれば、転院を受けていただけると思います。 ●透析を始められた病院に相談する方法も もし、転院先が決まらくて、緊急で透析をお受けになるのであれば、透析を始められた病院(導入病院と言います)に連絡をしてみて下さい。 親御様のお体の状態などを御存じですので、透析ベッドに空きがあれば治療を引き受けてもらえると思います。 親御様が安心して透析治療を受けになれる医療機関が見つかることを願っております。 [回答日 2019/8/14]

  • [Q497]腹膜透析していまして、犬飼っても大丈夫でしょうか? 感染したりするから、駄目と言われたことがあるような気がします。

    [回答] 室外犬であれば全く問題はありません。 お部屋の中で飼う場合は、バッグ交換をする部屋には入れないことが大切です。 犬や猫などのペットは、珍しいものや飼い主の方が普段と違う行動をするのを見ると、じゃれたがることがあります。 この時に、バッグやチューブを歯や爪で傷つけて感染を起こす危険があると言われています。 ですので、バッグ交換をする部屋には絶対に入れない、という習慣をつけていただければ、犬をお飼いになることは差し支えないと考えています。 主治医の先生にもその点を確認して、お決めになって下さい。 [回答日 2019/7/31]

  • [Q496]10年以上透析患者の80代後半男性高齢者です。毎回腹痛が有ります。 担当医は、これ以上のやれる事は痛み止めだけと返事が有りました。

    (質問のつづき) お腹の血管も石灰化等進んでいる原因との事。 今後どの様な症状が出るのか知りたいです。 [回答] ●動脈硬化が考えられます 80歳台の後半という御高齢で、10年以上透析治療をお受けになっているとのことですから、お体のあちこちに動脈硬化が起きていることは考えられます。 実際に「お腹の血管の石灰化が進んでいる」とのこと。 腸に栄養分や酸素を運ぶ動脈(血管)に動脈硬化が生じて、血液が流れにくくなると、透析の後半や終了時にお腹が痛くなることがしばしばあります。 腸が酸素不足に陥っているサインである場合もあります。 ●イレウス(腸閉塞)の可能性 もし、さらに動脈硬化が進んでしまって、腸に行く栄養分や酸素が減ってしまうと腸の動きが極端に悪くなって「イレウス(腸閉塞)」を起こす可能性があります。 また、虚血性腸炎と呼ばれていますが、腸の栄養・酸素不足が深刻になると腸が腐ってきてしまうこともあります。 すでに主治医の先生が、対策を講じて下さっているものと思われますが、動脈硬化の悪化を防ぐことや、血液をサラサラにして流れやすくする治療が大切です。 また、便秘が起きないように、食生活に気をつけていただき、必要に応じて下剤をお飲みになるようにして下さい。 治療に関しては、主治医の先生や管理栄養士と相談をしながら進めて下さい。 [回答日 2019/7/10]

  • [Q495]数ヶ月前から就寝前になると脚がむずむずして寝られなくなりました。主治医に相談すると睡眠薬とかゆみ止めを処方されました。神経内科を受診するとむずむず脚症候群ですと診断されました。

    (質問のつづき) 何種類か薬を試しても効かず、後は主治医の先生に相談してと言われ相談すると、腎臓移植しか解決方法ないと言われました。 [回答] ●むずむず足症候群 透析をお受けになっている方ではむずむず足症候群に悩まされることが少なくありません。 このウェブサイトにもたくさんの方から御質問をいただいております。 むずむず足症候群は、腎臓の悪くない方にも起きる症状ですが、透析をお受けになっている方では、その数が多く、また、お薬が効きにくいことから、何らかの尿毒素が影響していると考えられていますが、詳しい原因はまだわかっていません。 ●お薬について まず、お薬からお話しさせて下さい。 神経内科を受診され、何種類かお薬を試されたとのことですから、すでにお飲みになったものがあるかも知れません。 私は、まず最初に黄連解毒湯(おうれんげどくとう)という漢方薬をお飲みいただきます。 これが効かなかった場合、次にビオチンというビタミン剤を処方します。 漢方薬やビタミン剤を最初にするのは、副作用がほとんどなく、安全に使用できるからです。 ●貼り薬について これらのお薬が効かない場合、ニュープロパッチという貼り薬を使います。 この薬は、神経内科の先生もよくお出しになりますので、試されているかも知れません。 飲み薬では、ビ・シフロールという名前のクスリがよく使われます。 その次には、リボトリールをお出しすることがありますが、このクスリは眠くなることがあるので、注意が必要です。 ●睡眠薬について また、足がむずむずして眠れなくなるので、睡眠薬を希望される方が多いのですが、睡眠薬はむずむず足症候群を悪化させる可能性があるため、基本的にはお勧めしておりません。 ●透析治療で十分尿毒素を除去することが大切 薬以外の治療ですが、最初に書きましたように尿毒素の影響が大きいと考えられていますので、透析で十分尿毒素を除去することが大切です。 可能であれば、HDF(血液濾過透析)という治療方法に変更していただき(すでに、HDFにされているかもしれません)、できるだけ長い透析時間を確保して下さい。 確かに腎移植は有効だと思いますが、すぐに受けられる治療ではありませんので、それ以外の治療方法を検討していくことが大切だと考えます。 [回答日 2019/6/17]

  • [Q494]腹膜透析(CAPD)の為のカテーテル留置手術を受けます。SMAP法で行いますが、カテーテル留置後およそ2週間あけての2度目の手術の予定です。

    (質問のつづき) SMAP法ではカテーテル留置期間が長い方が良いのか、個人差で変わるのか教えてください。また、APDは座った状態で行っても問題はありませんか? [回答] ●カテーテルを留置する場合の問題と期間 腹膜透析のカテーテルを留置する場合、一番問題となるのは腹膜を貫通する部分からの液漏れです。 SMAPは、この腹膜貫通部を先に手術しておいて、腹膜透析を開始するタイミングで、カテーテルを体外に引き出すことで、腹膜貫通部の創傷が治る時間を確保することができて、液漏れが生じにくくなるというメリットがあります。 SMAPでない従来の手術のやり方では、カテーテルを留置する手術の直後から、最初は少ない量の腹膜透析液を入れて治療が開始されます。そのため、液漏れのリスクがSMAPよりも大きくなります。 腹膜貫通部の傷がきちんとふさがるためには、2週間あれば十分だと思われますので、それ以上留置期間を延ばすメリットはあまりないように思われます。 ただし、カテーテルを体外に出す(2回目の)手術は治療開始のタイミングとなりますので、まだ腹膜透析治療が必要ないのであれば、2週間以上おいても特に支障はありません。 ●APDは座った状態で行えるか? 次にAPDですが、座った状態で行ったときに、排液が十分にできるかどうかが問題となります。 また、注液に関して、APDの器械を足元など低い位置に置くと、液の注入のために寝た状態で行うよりも高い圧力を必要としますので、場合によってはアラームが鳴って、器械が停止してしまうかも知れません。 器械を高い場所におけば、この点は解決しますが、今度は排液がしにくくなる可能性が大きくなります。 要は、注排液がスムーズにできれば、座った状態でもよいのですが、私は、APDに関して、すべて寝た状態で行っていただいておりますので、座った状態で治療をした経験がありません。 申し訳ないのですが、主治医の先生や、APDのメーカーの担当者にお聞きになってみて、お試しいただくのが確実と思われます。 [回答日 2019/5/31]

  • [Q493]先生から「今後は血流を上げます。頭痛があるかもしれませんが、今より毒素等の抜けが良い。」と説明が有りました。頭痛はないのですが、帰宅してから疲れが酷くなった感じがします。

    (質問のつづき) 透析治療時間は一緒です。 血流を上げるという事は何か意味があるのでしょうか。 また、以前の血流に戻す事は可能なのでしょうか。 [回答] 血流を上げる(増やす)のは、主治医の先生の説明通り、尿毒素の除去を増やすためです。 ●尿毒素を除去する量を増やす方法 血液透析で尿毒素を除去する量を増やす方法は3通りあります。 透析時間を延ばす 血流を増やす ダイアライザーを大きくする(膜面積を大きくする) の3つです。 これらのうちで、1.の透析時間を延ばすことをお勧めすることが多いのですが、透析をお受けになっている方から一番了承を得にくいのが、この時間延長です。 それで、血流を増やしたり、ダイアライザー(の膜面積)を大きくすることで尿毒素の除去を増やすようにしています。 ●不均衡症候群について 1回の透析での尿毒素の除去を増やすと、頭痛がすることがあります。 これを不均衡症候群と呼んでいますが、その症状は出なかったようですね。 しかし、透析後の倦怠感が強くなってしまったとのことで、これも広い意味では不均衡症候群なのかも知れません。 不均衡症候群は、時間の経過とともに、慣れてくることが多いので、それまでの期間は、グリセオールという薬剤の点滴を行って症状(頭痛や倦怠感)の緩和を図ることがよく行われています。 ●対策について もちろん、血流量を元に戻すことは可能ですが、尿毒素をたくさん除去した方がよい、と主治医の先生が判断をされたのですから、できるだけ血流を増やしたままで治療をお受けになっていただきたいと思います。 グリセオールを使うのか、他の方法で透析後の倦怠感への対策を行うのか、あるいは、血流を元の量にするのか、主治医の先生とよく相談をしてみて下さい。 [回答日 2019/5/13]

  • [Q492]母が足のエコー検査で骨の年齢が81歳と言われました。 実年令が72です。骨を強くするにはどうしたらいいですか? 低リンミルクとかはどうでしょうか?

    [回答] 御高齢の女性では骨粗鬆症となり、骨年齢が実際の年齢よりも進んでしまうことはよくあります。 それに加えて、腎臓が悪くなると骨に悪影響がありますので、さらに骨年齢が進んでしまうこともよく経験をします。 ●骨を強くするためには さて、骨を強くするためには、大きく分けて二つのことが必要です。 まず、骨の材料がしっかりとお体の中にあること。 骨の材料は、カルシウムとリンとタンパク質です。 そして、こちらの方が大事なのですが、それらの材料(血液の中にあります)が、骨にまで届いて、骨を作ってくれること。 ●リンに注意 御質問にある低リンミルクは、カルシウムとタンパク質の補給には望ましいものかもしれません。 リンは、透析をお受けになっている多くの方で制限されており、実際に血液中のリンが高くなると骨が悪くなることが知られていますので、リンを積極的にお摂りになることはお勧めできません。 ●運動が大切 血液中のカルシウム・リンやタンパク質をどのように骨にするか、ですが、これを食事の工夫で何とかしようとするのはとても難しいことです。 日常生活で心がけていただきたいのは、運動です。 しかも、骨が折れやすくなっていますので、ケガに注意しながらストレッチなども交えた運動をしていただきたいと思います。 ●薬について そしてお薬です。 材料(カルシウム・リン・タンパク質)を使って、骨をしっかりさせようとするクスリが何種類も開発されていて、いくつかは透析をお受けになっている方でも安全に使えるようになっています。 主治医の先生と相談をしながら、お母様にとって、どのような治療がよいのか、決めてもらって下さい。 [回答日 2019/4/25]

  • [Q491]知人が、透析をうけています。水分量の制限があり800ml/日とのことです。その日の体調によって、水分を飲めないこともあるそうです。

    (質問のつづき) 翌日、その不足分を足して飲んでも良いのですか?食事量も飲水量も少なく、除水が出来ないとの事。それでも、翌日に不足分を足してはいけませんか? [回答] ●水分量の制限がある理由 水分量の制限は、透析での除水量を増やさないために設定をされています。 月水金の透析であれば、月曜日が一番体重が増えるため、その月曜日の体重増加を考えて、一日の水分量を800mLに制限して下さいと指導をしています。 金曜日の透析を終えて、次の月曜日の透析までですから、およそ3日間で2,400mLということになりますね。 実際には、金曜日の透析前(例えば金曜日の朝食など)にお飲みになった水分は、その日の透析で除水をされてしまいますから、2,400mLよりも厳密には少なくなります。 ●水分量を検討していただく考え方 さて、水分をお摂りになれない日があって、その翌日にその分を追加してよいのか、ですが、上に書いたようなことをお考えになりながらお飲みになるのが安全です。 金曜日の透析前に、体調が悪くて水分がお摂りになれなくて、その日の透析後まで含めて、800mL飲めなかったとして、その分を次の日(あるいは次の次の日)に追加すると、月曜日の除水量が増えてしまうことになりますよね。 かなり面倒なことになりますが、そうしたことを考慮していただきながら水分の量を検討していただけるとよいと思います。 さて、これは御質問の主旨とは別のことになりますが、一日の水分量が800mLというのは、かなり厳しい水分制限です。 体調が悪くて、その厳し制限までも飲めない、というのは少し心配な感じがします。 大きなお世話だとしたら、お許し下さい。 ●翌日に不足分を足すこと 次に翌日に不足分を足すことについて回答します。 体調が悪くて、食事を十分にお摂りになることができず、せめて水分だけ、あるいは液状の栄養成分をというお気持ちはよくわかります。 ですが「除水ができない」とおっしゃっているところに水分をお摂りになって、除水量を増やすと、かえって透析がつらいことになりかねません。 もともとの、体調不良や食欲不振への対策が重要と思われますので、主治医の先生や管理栄養士と相談をされることを、お知り合いの方にお勧めになってみてはいかがかと思います。 [回答日 2019/3/29]

  • [Q490]透析治療を始めて3年目、慢性腎不全の父(50代)が「尿からアルコールの臭いがする」と不安がっております。匂いがするのはなぜでしょうか?大丈夫でしょうか?

    [回答] まず、オシッコの検査は簡単にできる検査ですので、主治医の先生に相談をして、検査をお受けになってみて下さい。 主治医の先生に相談することを前提にお話しします。 結論から申し上げますと、あまり心配ない可能性が高いと思われます。 腎臓が悪くなってくると、様々な老廃物(尿毒素と呼んでいます)が血液中に溜まってきます。 血液透析では、これらの老廃物を機械的に除去しているのですが、完全に(正常な腎臓のように)取り除けるわけではありません。 したがって、透析をお受けになっていても何種類かの老廃物はお体に蓄積されます。 これらがオシッコの臭いに影響をすることがあります。 さらに、透析治療をお受けになっているとたくさんのお薬を飲んでいただくことが珍しくありません。 そうしたお薬がオシッコの臭いになることもあります。 オシッコの臭いにはかなり個人差がありますが、多くの場合は問題とならないと考えていますが、主治医の先生に相談してください。 [回答日 2019/2/28]

  • [Q489]母が、塩分制限を気にする余り、味気ない食事にし過ぎて、食欲が落ちてしまい、体重も減少してしまっています。

    (質問のつづき) 昨年も、あまりにも痩せてしまったので、主治医の先生から塩分制限を一時止めて、体重を増やすように指示が出たことがありました。 透析を始めた場合、今より食事制限は厳しくなるのか、緩くなるものなのか、どちらなのでしょうか? [回答] ●塩分制限よりもカロリー摂取をすすめる理由 腎臓食(透析を始める前の)は、高カロリー・低タンパク食が基本となります。 御高齢の方の場合、タンパク制限はそれほど気を遣わなくても、達成できることが多いのですが、カロリーの確保はなかなか難しいこともあります。 塩分制限も大切ですが、それによって食欲が低下してしまい、カロリー不足になってはいけませんので、主治医の先生も塩分制限よりもカロリー摂取を、とお考えになったものと思われます。 カロリーをかせぐために、食事だけではなく、おやつ(間食)を召し上がる方法もあります。すでに実践されているかも知れませんね。 ●食事の制限は、それほど厳しくならない 透析を始めた場合、今より食事制限は厳しくなるのか?緩くなるのか?という御質問ですが、これはなかなか難しい御質問です。 可能性としては、食事の制限は「それほど厳しくならない」という回答が妥当と考えます。 緩くなるのかどうか、という御質問に対して、逃げているようですが少し説明をさせて下さい。 ●腹膜透析の場合 まず腹膜透析の場合から説明させていただきます。 腹膜透析では、原則的に食事療法はフリーに近いです。 つまり、何をお食べになっていただいても大丈夫、ということになります。 現在、カリウム(生野菜やくだもの)の制限をされているかも知れませんが、腹膜透析では、カリウムの制限はほとんどありません。 むしろ、多くの方は「もっとカリウムを摂って下さい」と指導されます。 塩分制限は、全く不要ということにはなりませんが、今よりも緩和されると思います。 ●血液透析の場合 血液透析の場合ですが、タンパク制限が緩和されます。 しかし、上にも書きましたが、御高齢の方では、お肉やお魚をたくさんお食べになるということはそれほどありませんので、制限が緩和されても、結果としてお食べになる量はあまりかわらなかった、ということをよく経験します。 カリウムの制限については、かなり個人があり、制限が続く方と制限が緩くなる方がいらっしゃいます。 塩分制限は、一日6-7g程度とされていますが、これにも個人差があります。 ●ご本人のお気持ちを聞くことも大切 現在のお母様の食事療法で、何が一番つらいのでしょうか? 塩分制限が大変なのであれば、腹膜透析の方が楽なことが多いです。 血液透析でも、若干緩和されると思います。 タンパク制限であれば、腹膜透析でも血液透析でも、今よりもお召し上がりになれます。 カリウム制限がつらいのであれば、腹膜透析の場合はほぼ制限がなくなります。 主治医の先生や管理栄養士とも相談をしながら、どのような食事療法(食事制限)が見込まれるのか、お聞きになって見て下さい。 [回答日 2019/2/15]

  • [Q488]尿に白いカスが混じっていますが、治りますか?

    [回答] ●主治医の先生にお話しをして、検査をお受けになってください まずは白いカスの「正体」を突き止める必要があります。 主治医の先生にお話しをして、オシッコの検査をお受けになってください。 ●原因として考えられること 腎臓が悪くなってからはオシッコの量が減ってきていると思いますが、オシッコには膀胱を洗い流す作用もあります。 オシッコの量が減ると、膀胱が洗われにくくなりますので、バイ菌が繁殖しやすくなり、カスのようなものが混じることがあります。 それ以外に、白血球など、お体の成分が混じって、カスのように見えることもあります。 膀胱炎(バイ菌の繁殖)であれば、抗菌薬によって治ると思われますし、オシッコの濁りが持続している方もいらっしゃいます。 ●検査を受けることが大切です 冒頭に書きましたように、検査をお受けになって、白いカスの原因を突き止めることから始めてください。 [回答日 2019/1/30]

  • [Q487]血液透析をされている人の、尿量の正常値は、どのくらいですか?

    [回答] 血液透析療法をお受けになっている方の尿量は、患者さんによってそれぞれ異なります。 したがって、正常値というものはありません。 血液透析(腹膜透析も同じです)は、腎臓を治す治療ではなく、腎臓の働きを肩代わりする治療です。 そのため、透析が始まった後も腎臓病は進んで(悪化して)きます。 それに伴い、オシッコの量は減少していきます。 透析を始めた当初のオシッコは通常通り(飲んだ分だけ)出ていることが多いのですが、時間が経つにつれて、尿量は減少して、長期透析をお受けになっている方では、ほとんど出なくなってしまうことも珍しくありません。 [回答日 2019/1/14]

  • [Q486]天候異変等で通行止めになり、1回の透析が不可能になった場合の透析患者に対する対応をお教え下さいますか。

    [回答] 最近の天候の激しさや、地震の頻発を見ると、自然災害によって通院ができなくなった時の対応を考えておくことは、とても大切です。 御質問の、通行止め=通院できなくなった時ですが、2つのことを考える必要があります。 ●患者さんのお身体の状態が曜日によって違います まず、通院できなくなった曜日によって、必要な対応が変わってきます。 なぜなら、患者さんのお身体の状態が曜日によっても違うからです。 週の2回目や3回目、つまり水曜日から土曜日の透析が受けられなくなった場合は、その透析を翌日に振り替えることができる可能性はあるかもしれません。 しかし、週の1回目である月曜日・火曜日の透析に通院できなくなった時には、とくに注意が必要です。 週の1回目の透析では、体重の増加が多いですし、カリウムも高くなっていることがしばしばあります。 そのような状態の時に、翌日に振り替えできるかどうか、検査なしで確実に判断する手立てがありません。 そのため、週の1回目の透析には、いろいろな手段を講じて来院していただくことが大切です。 また、日ごろから体重の増加(塩分・水分制限)とカリウムには十分気をつけていただいて、週の1回目の透析が受けられなくなっても大丈夫なようにしておいていただきたいと考えています。 もし、どうしても通院できなければ、消防署に連絡をしていただき、救急車や災害派遣用のヘリコプター、救助用のボートの派遣などの要請が必要となるかも知れません。 ●影響の範囲によって対応できることが変わってきます 2つめに考える必要があることは、通行止めの範囲、つまり自然災害の大きさです。 例えば、2~3名の方が通院できなくなったと言う場合には、翌日への振り替えは多くの透析施設で対応が可能だと思います。 しかし、仮に半分以上の方が通院できなくなって、その全員を翌日に振り替えることは、かなり難しいと思います。 私たちの透析クリニックでは、そのような経験はありませんが、そうしたことも想定して、対応を考えておく必要があると考えております。 [回答日 2018/12/27]

  • [Q485]透析施設で働き始めたばかりの新人看護師です。自分で勉強をしていますが、わからないことが多いので用語の意味について質問させてください。

    [回答] いただいた御質問の各項目について、回答をさせていただきます。 ●穿刺部 血液漏れがないかどうか、テープ固定が緩くないかどうかを確認し失血事故を防ぎます ●血流量 透析条件と合致しているかどうかをチェックします。 もし設定されている条件よりも少なければ、透析量(尿毒素の除去量)が少なくなってしまいます。また、血流量が多い場合、尿毒素の除去量は増えますが不均衡症候群などを誘発する可能性があります ●静脈圧 ダイアライザー内、回路内の凝血がないかどうか、シャント狭窄が進行していないかどうか、静脈側穿刺部のヘモリがないかどうかの目安となります ●血液回路の状態 回路が屈曲していて血流を妨げていないかどうか、回路が引っ張られて針が抜けないかどうかを確認します ●回路の凝固の有無 凝固があれば、透析の継続が難しくなります。回路交換となれば回路内とダイアライザー内の血液を廃棄しなければなりませんから、貧血悪化の原因となります ●抗凝固注入量 注入されていなかったり、注入量が少なければ、ダイアライザー内、回路内の凝結の原因となります。 また、注入量が多過ぎると、透析終了後の止血不良の原因となったり出血合併症(消化管出血や脳出血など)の誘因となったりします ●経過時間残り時間 透析終了間際は血圧が低下しやすい時間帯ですので、患者さんの状態を確認し、バイタルサインの悪化がないかどうかをチェックします。 また、回収、抜針、止血などの透析終了の準備を始めるタイミングを取るためにも残り時間を確認します。 患者さんのためにも、お仕事、がんばって下さい。 ※当サイト管理者より 今回は、非常にお困りの様子であることをメールから感じましたので、回答させていただいておりますが、本来はお勤めの施設にて御質問をして解決していただければと存じます。 医療従事者からのあまりにも基本的な質問については、回答をしない場合もありますのでご了承ください。 [回答日 2018/11/30]

  • [Q484]先月、腹膜透析の手術をしてカテーテル留置して、自宅で透析治療を開始。退院時体重71キロでしたが現76キロに増え除水も余り有りません。

    (質問のつづき) 毎日の除水量はトータルでマイナスです。当然浮腫みも出てきて心配です。 [回答] 1か月で5kgほどの体重増加があり、腹膜透析での除水もあまりない、とのことで御心配のことと思います。 毒素は十分に抜けているとのことですので、主治医の先生は血液検査の結果を見て下さっており、体重が増加していることもご存知であることを前提にお話しいたします。 腹膜透析を開始して1か月ほど、とのことですが、腹膜平衡試験(PETと言います)の結果はご存知でしょうか? この結果がL(low)またはLA(low average)の場合、同じ濃度の腹膜透析液でも長めに滞液させた方が除水量が増えることがあり、反対にHA(high average)の場合は滞液時間を短めに変更する方法があります。 腹膜透析液の濃度を上げる、つまり1.5%のダイアニールを2.5%に変更する方法もありますが、できれば、透析液のブドウ糖の濃度は低めにしておきたいので、場合によっては、エクストラニールというブドウ糖の入っていない透析液に変更する方法も選択肢に上げられると思います。 さらに、腹膜透析の場合には、残存腎機能が保たれやすいという特徴があります。 ですので、まだオシッコが出ているものと思われますので、腹膜透析での除水量が増えてくるまでの間、利尿剤を増量するという方法もあります。 主治医の先生と相談をしながら、どのような方法がよいのかお決めになって下さい。 [回答日 2018/11/19]

  • [Q483]この度、増血剤の投与してもらったところ高血圧症になってしまいました。今は投与をやめて、ひと月たっていますが高血圧は改善されません。

    (質問のつづき) 降圧剤を処方されていますが、それで解決するのでしょうか、増血剤が抜ければ解決するのでしょうか? [回答] ●高血圧になる可能性があります 腎臓が悪くなったために貧血となった方の治療薬(エリスロポエチン製剤と言います)で、高血圧になる方がいらっしゃることが知られています。 報告にもよりますが、30%の方に血圧の上昇がみられるというものもあります。 ●血圧を下げるための対策について 投与された増血剤を減量または中止し、降圧薬をお飲みいただくこととなります。 すでに投与を中止されているとのことですので、あとは、降圧薬で血圧を下げていくことになります。 エリスロポエチン製剤で血圧が高くなった場合、降圧薬が効きにくい高血圧となることがあります。 その場合には、2種類や3種類の降圧薬を併用していくことも、稀ではありません。 ●既にお身体からは抜けていると思われます お薬がお身体から抜ければ血圧が下がるかどうかですが、すでに中止後から1か月が経過しているとのことですので、既にお薬はほとんど抜けているものと推測されます。 そうだとすると、高血圧はお薬(降圧薬)の増量や種類の変更などで下げていくことが大切です。 血圧が高くなって、御心配とは思いますが、主治医の先生と相談をしながら、治療をお受けになって下さい。 [回答日 2018/10/31]

  • [Q482]父が、3年前に糖尿病と診断されました。 現在は目もほとんど見えず、今年4月に左足が壊死して膝下から切断、右足も一部変色しています。

    (質問のつづき) 術後自力で排尿出来なくなり、腎臓の検査の結果から透析を勧められました。しかし本人は断固拒否。何度も話し合いましたが、気持ちは変わらないようです。 今は顔色もいいし、元気なように見えるので、透析なしでも、あと数年は生きるのではと、つい希望を持ってしまいます。 [回答] ●できるだけ透析治療を避けられるように診療しています 実際にお父様を診させていただいておりませんので確定的なことは申し上げられませんが、「あと数年」というのはきわめて難しいと思われます。 私たち腎臓医・透析医は「できるだけ透析治療を避けられるように」診療しています。 それでも、残念ながら腎臓病が進行してしまうことがあり、そのような場合に透析治療をお勧めすることになります。 透析治療をお勧めするタイミングは、医師によって多少の差がありますが、おおよそ数か月前、ということが多いと思います。 つまり、透析治療をお勧めしてから数か月(2-3か月か、3-4か月)以内に透析が必要になります、ということになります。 ●透析治療をしない場合の症状について 透析治療が必要な段階で、透析治療をお受けにならないと次の2つのことが起こってきます。 1つ目は尿毒素(老廃物)の蓄積です。 オシッコはいわばゴミ捨て場で、体内で必要のなくなった老廃物をオシッコに溶かして捨てる仕事をしているのが腎臓です。 腎臓の働きが悪くなってくると、血液の中に老廃物がたまってきて、いろいろな症状が出てきます。 食欲がなくなる、体がだるくなる、免疫力が低下する、皮膚が痒くなる、骨がもろくなる、重症になると意識がはっきりしなくなるなどの症状が出ます。 また、老廃物ではありませんが、電解質のカリウムというイオンが上昇すると心停止をきたすことがあります。この場合は、突然死の原因となります。 2つ目は水分が溜まってくることです。 腎臓はオシッコを作っていますが、そのオシッコの量が減ってくると体内に水分が溜まってきます。 外から見てわかる水分の貯留は「むくみ」です。 しかし、一見むくみがなくても、体内に水分が溜まってくることがあります。 例えば、肺や心臓に水分が溜まってくると、息切れや呼吸困難を生じます。 腸がむくんでいることもあって(外からはわかりません)、その場合には下痢になったり便秘になることがあります。 糖尿病から腎臓を悪くされた方は、水分が溜まりやすくなる傾向にあり、また、お父様の場合は、網膜症があり足の切断術もお受けになっているとのことですから、心臓や血管系の合併症が進行しているものと想像されます。 ですので、むくみ、息切れ、呼吸困難には注意が必要です。 ●透析治療を受けないという選択を尊重しています これまで数名の透析治療をお受けにならないとお決めになった方を看取らせていただいた経験があります。 その経験から申し上げると、半年は難しいのではないかと考えます。 お父様の残りの人生が、できるだけ安楽で苦痛の少ないものにできるよう在宅診療を担当される主治医の先生や看護師と相談をしながらケアをしてあげて下さい。 もちろん、お父様の気持ちが変わって、透析をお受けになってもよいとおっしゃっていただければ、腎臓の主治医に連絡をお取りになるようにして下さい。 [回答日 2018/10/17]

  • [Q481]昨日透析中に医院長の指導で除水量減らすのに除水止めるボタンを看護師が誤って終了ボタンを押し終了チャイムがなり、慌てて開始いたしましたが機械が洗浄中のまま透析開始致しました。

    (質問のつづき) 帰宅後いつもと違う体調の悪さで心配になりご相談致しました。HDFオンラインです。機械の洗浄中の透析、体には影響ないのでしょうか? [回答] ●お体への悪影響はまず無いでしょう 透析スタッフの機械操作にミスがあったようで、しかもその後の体調がすぐれなかったとのことで、さぞ御心配のことと思います。 結論から先に申し上げると、お体への悪影響はまず無いとお考えいただいてよいと思います。 ●問題が無いと考えられる理由 除水を停止するところが、終了ボタンを押してしまったとのことですが、その後、機械の洗浄が始まったと言うことは、血液回路やダイアライザーの中の血液を、お体に戻す行程が始まった、と言うことだと考えられます。 オンラインHDFの場合、上記の血液をお体に戻す行程では、透析液が使用されます。 したがって、透析液がお体(血管)の中に入ってくることになりますが、オンラインHDFの治療中にも何十リットルという量の透析液が血管内に投与されていますので、血液回路とダイアライザーの返血の透析液が体内に入っても問題とはなりません。 ●機械洗浄はできないような仕組みになっています ちなみに、「機械洗浄」という操作があって、この操作では、機械の中の透析液の回路などを消毒液などで消毒します。 もし、この消毒液がお体に入ると悪影響を及ぼしますが、ダイアライザーが装着されている状態では、この「機械洗浄」はできないような仕組みがとられていますので、ご質問で書かれている「機械の洗浄」というのは、上に書きました返血操作ということだと判断いたしました。 [回答日 2018/9/30]

  • [Q480]透析治療を担当する人によって、ドライウェイトの設定以上に水が引けることがありますが、何故でしょうか。

    (質問のつづき) 殆どの場合は引けても100gですが、イレギュラーな時は300g以上引けていて、600g引けている時もありました。これは透析治療のシステム上、仕方がない事なのか?それとも、人為的ミスが原因なのでしょうか? [回答] 結論から先に申し上げると、人為的ミスよりも器械の精度の問題の方が大きいと思われます。 ●器械(コンソール)の仕組みについて 現在のコンソール(透析用の器械)は、透析支援システムと呼ばれるコンピュータを介して、体重計とつながっていることが多く、その場合、透析前に測定した体重が自動的にコンソールに入力されるようになっています。 そして、ドライ・ウェイトまで、どのくらい除水すればよいのか?の設定を器械(コンソール)が計算します。 これを、透析スタッフが確認して、穿刺を行った後、透析治療が開始されます。 除水量が多い時には、ドライ・ウェイトまで除水しないことがありますので、スタッフが調整をしますが、ドライ・ウェイトよりも多く除水をすることは、基本的にはありませんので、スタッフがわざわざ多めの除水設定をしない限り、過除水になることはありません。 ●ダブル・チェック等で人為的なミスを防止 体重計とコンソールが、コンピュータによってつながっていない場合もあります。 この場合には、透析前に測定をした体重とドライ・ウェイトとの差から、その日の除水量を計算します。 人が行う計算ですが、足し算・引き算ですので、まず間違えることはないと思います。 しかも、ダブル・チェックと言いますが、計算を行ったスタッフとは別のスタッフが、その計算が間違っていないことを確認していると思います。 ですので、人為的なミスで0.3kgや0.6kgという過除水が1回ではなく、複数回も起こることは、ほとんど考えられないことです。 ●透析スタッフへの相談と、器械のチェックをオススメ 透析の器械の精度ですが、私が医者になった30年前は0.3kgという除水の誤差はよくありました(ほめられた話ではありませんが)。 しかし、現在使用されているコンソールは、除水の誤差は出ても0.1kgであり、0.2kgを超える誤差はまずありません。 それが、0.3kgだとか0.6kgだとかの誤差が出るのであれば、除水量のコントロールをする部分の確認をしていただいた方がよいと思われます。 担当するスタッフによって除水の誤差が出やすいようだという印象をお持ちだとのようですが、上記の通り、人為的ミスによる過除水はかなり稀なことです。 主治医の先生や臨床工学技士に相談をして、器械のチェックをしてもらうとか、別の器械(別のベッド)で透析をお受けになってみるなどの対策を検討していただいてはいかがでしょうか。 [回答日 2018/9/16]

  • [Q479]透析治療を1日4時間で週3回行っています。 治療中は、テレビを見たり音楽を聴いたりしいますが、ベッド上で寝ているため、体が凝って仕方ないです。

    (質問のつづき) 治療中のマッサージやストレッチなどの行為をしてもらう事は可能でしょうか。 また、治療中に運動をしたり、マッサージ業者を呼んでも良いものなのでしょうか? [回答] ●ストレッチやマッサージについて 透析治療中のストレッチやマッサージですが、姿勢を変える時などに、シャント肢が動くことにより血液回路が引っ張られないこと、同じく、姿勢を変える時などに血圧が不安定にならないことの2点に注意していただければ、特に問題はないと思います。 しかし、理学療法士にストレッチをしてもらえる施設や、マッサージ師が勤務していてマッサージをしてくれる施設は、私の知る範囲ではありません。 ●透析治療中の運動について 運動についですが、透析治療中に運動療法を行うところは増えてきており、私たちのクリニックでも徐々に始めています。 ●外部のマッサージ師の施設内利用について また、外部のマッサージ師を患者さんの依頼により医療機関に来てもらい、施術を受けることについてですが、保険の制約や他の透析をお受けになっている方のプライバシー保護などから難しいのではないかと思います。 これらは、クリニックの考え方によりますので、直接お尋ねになってみて下さい。 [回答日 2018/8/30]

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