[Q102]血が固まっていてきれいに返血できないことがあります。
[回答] 血液透析治療で、残血対策はとても重要だということを ご理解いただきたいと思います。 治療が終了した後、血液がダイアライザーや回路に残ってしまうと、 それが元で貧血となるだけではありません。 治療中にダイアライザーに細かな目詰まりが生じているわけで、...
[Q101]返血の際に生理食塩水のパックを力いっぱい握りつぶすようにして流し入れると心臓に負担になりませんか?
[回答] 結論から申し上げて、心臓に負担がかかる可能性はほとんどありません。 血液を採る方(動脈側)の返血は、圧力が高くなっているために、 生理食塩水のバッグを握ったり、バッグの高さを高くしたりしないと、 きれいに血液がお体に戻らないことがあります。...
[Q100]透析を受けられる年齢制限というのものはあるのですか?
[回答] お歳を召されてくると、様々な合併症や、 体調不良が出やすくなることは否定できません。 今後透析をお受けになることが、ご高齢の方の場合は、 お体の面から、大変になってくるかもしれません。 しかし、「何年間まで」とか「何歳まで」といった制限はなく、...
[Q94]HDFのA液とB液は、混ざっていないといけないと聞きました。それは何故ですか?
[回答] HDFで体の中に補充される液(置換液と呼んでいます)は A液とB液とを混合してから、使用するように作られています。 これが混ざっていないと、A液のみ(あるいはB液のみ)が お体の中に入ってくることになりますが、これは治療には 不都合な成分となってしまいます。...
[Q92]患者さんが多くなってスタッフの皆さんが忙しいようです。相談するにも遠慮がちになってしまいます。
[回答] 透析を長くやっていますと、スタッフとも気心がしれてきます。 そうしますと「ちょっと忙しそうだから、私は遠慮しておこう」 というお気持ちがでてくる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、ご相談なさりたいことがあるのでしたら、 ご遠慮なさらないでください。...
[Q89]もし腕にシャントが出来ない場合に他の部分へのシャントはできるのですか?
[回答] どこにシャントが作れるかは、患者さんの状態によりますので、あくまでも参考としてお答えします。 「シャント」は、一般的には左右どちらかの腕に手術をして血管を太くするものです。 もし腕がダメなら、足(ソケイといって、足の付け根です)、それでもダメならば胸に人工血管を移...
[Q84]クレアチニンの値はどの程度気にしなくてはいけないのですか?
[回答] 保存期(透析を始める前)の腎不全では、血液の検査での クレアチニンの値は、腎臓のはたらきを示す指標です。 ですからクレアチニンの値は、低い方がいいわけですし、 クレアチニンが高くなると透析になる、ということで、 この数値に気をつかう方が多いのです。...
[Q83]シャントはどのくらいもちますか?
[回答] 「その方によります。」というのがお答えになってしまいます。 10年以上もっている方もいらっしゃいますが、早い方では半年くらいで作り直しが必要となることもあるのです。 もちろんシャントが長持ちして、手術をしなくていい期間が長いのに...
[Q80]HDFをしています。サブラッドが血中に残ったり心臓に負担かかったりしないのですか?
[回答] HDFで心臓に負担がかかったりすることはなく、むしろ心臓にとっては 通常の血液透析よりも負担が少ない治療方法です。 安心してHDFをお受けになっていただきたいと思います。 HDFは大量補液・大量除水を行う治療です。...
[Q74]透析とECUMの違いを教えてください。
[回答] 透析とECUMの違いは、「透析液が流れているかいないか」 しかありません。 透析では透析液が流れていますし、ECUMでは流れていません。 では、どうして治療法としてこの2つがあるかですが、 ECUMの方が、同じ量の水分を引いても(除水をしても)、...